映画 「宇宙戦争」
怖い。
どんなホラー映画より怖い。 何度口を閉じても開いてしまった。 宇宙人か宇宙船か何か出てくるのわかってるのに、度肝を抜く。 そしてそれがリアル。 一瞬にして架空の物語に引き込まれた。 SFやホラーを見なれている私でも心臓ドキドキ。
スピルバーグは驚かせる天才だ。 そして想像力。 子供の頃はイタズラの天才だったに違いない。 人が何と言おうとすごい監督だと思っている。
スピルバーグの映画にはいつもどこかにメッセージを感じるがこの映画では特に無意識な部分に飛び込んでくる感じがした。 強いメッセージだ。 地球の上で戦争なんかやってる場合じゃないよって感じる。 原作があるからって、それを今映画化することに意味があると思う。 そして世界的に弱くなってるだろう父親の存在。
子供の目線、父親のトム・クルーズの目線、観客の目線、スピードと集中が途切れない。
『ET』で頭に焼き付いているのはやっぱり目線だった。 ラストで警察官のベルトにぶら下がっていた鍵か何か。 最後まで顔を見せずにETの目線のまま好意的な台詞が入ってた。 あの警察官役は確かピーター・コヨーテだったと思う。 最近は悪役が多いけど好きな俳優だ。
トム・クルーズのダメな父親振りがよかった。 学もない子守歌も知らないが子供に愛はあるよ。 役作りのために正体隠してクレーン操車の仕事したそう。 バレたらしいが・・・
とにかく怖い。 でもまた観たい。
携帯から
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