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08/09/2005

読書タイムは入浴タイム

最近は本を読む時間がほとんどない。 音楽を聴く時間も少ない。

バイトの行きは大嫌いなラッシュ(好きな人なんていないか・・・)、本なんて開けない。 文庫本ならばと挑戦はするが、手に持っているだけで終わる。 帰りに座れた場合、開くことはできるが疲れもあるのか本は睡眠薬のようになっている。 たいてい気がつくと乗り換え駅だったりしてあわてて降りるということになる。 夏の今は特に冷房も強力な睡眠薬で座ることは許されないのだ。 

電車の中や通路でシャカシャカとヘッドフォンから音漏れしている人もいるが、先を急ぐときはヘッドフォンは邪魔。 人をよけたりたりするのに耳も使っているんだという証明のように動きが少し鈍くなる。 映画「ブレイド 3」(3だったと思う)で女性戦士がヘッドフォンつけてハードな音楽かけて敵をなぎ倒していたが、そんなぁーうっそーという感じ。 訓練すればできるのかもしれないが・・・危ない。 

通勤の往復約2時間をが無駄だと思って少し早く出てみてもラッシュは少し緩和されるが、やっぱり座れず。 有楽町へ向かうんだから無理だなとあきらめた。 帰りは急行が来ていても乗らずに各駅停車で座って帰ることにしている。 乗り換えるのを忘れずにすむから。 寝過ごし予防に携帯の目覚ましもいいかもしれない。

とにかくバイトに行くだけで疲れる。

読書タイムはゆっくり湯船につかれる時。 半身浴する間にエッセイを一編、小説のくぎりのいいところまでを読む。 汗がタラタラ出るまでには20~30分くらいだと思う。(私はサウナに長く入っていられない体質だから短いと思う)  身体の健康法であり精神的健康法でもある。 本を読めない日もある。 ひたすら浸かるのみ、またはシャワーのみ。1日冷房の中にいた日は、ほんとはその日にかくはずだった汗をお風呂で流したほうがいいと思っている。 シャワーさえ忘れて寝てしまった翌日は両腕が痺れているし体がだるい。

何冊かの本を平行して読むようになった。 

今読んでいるのは、読み直しのレイチェル・カーソン「沈黙の春」、保坂和志「猫に時間の流れる」、植草甚一「スクラップブック JAZZは海を渡る」、幸田文「雀の手帖」、C.S.ルイス「ナルニア国物語」、新しいのはJ・T・リロイ「サラ、いつわりの祈り」だけなのに始めて読むかのように新鮮だ。 

レイチェル・カーソンは「センス・オブ・ワンダー」という孫のために海辺について書いた本が好きだ。 こんなおばあさんになりたいものだ。

保坂和志はお気に入りで文庫でほとんど持っている。 何でもない日常を描いているのだけれど何でもなくなる。 押しつけがましくなく作者が存在する。 作者が好きになる感じ。 必ず猫が登場するせいもあるかも。 

植草甚一のスクラップ・ブックが晶文社から復刊になったそうでうれしい。 10年くらい前に仕事で行った浜松の古本屋で何冊か欠ける全集を見つけて家まで送った。 私にとってはずっと欲しかったのですごい値打ちがあったがすごく安かった。 毎日むさぼるように読んだ。 JJおじさんの語り口が大好きだ。 コラージュも好きだ。 昔から音楽の間口の広い人でフリーを紹介した人でもある。 今も生きててくれたらLIVEを聞いて欲しいと思う人。 映画・本・音楽の膨大な資料やノートの束に囲まれている写真を見たことがある。 すごいエネルギーだなと思う。 雑学とか言うが散歩文学と言いたい。 もっと昔、JJおじさんの影響で新宿「DUG」などへも通った。 両親が初めて連れて行ってはくれたが、親には反抗していたのでこっそりひとりで通った。 JJおじさんの言ってることは今でも新しい。 JJおじさんが始めてNYに行った時の日記に養父の知人の名があったのが今回の再発見。 JJおじさんをパーティに誘っていた。 たぶんNYに在住していただろうクラシックの音楽家だと思う。

幸田文は読み出したのは遅い。 名前はよく知っていたが父親の幸田露伴のことを書いた文章を読んだときに露伴の厳しさに対して私が反抗して読まなくなった。 私はものすごく厳しい祖母の元で育ったので、もういいやと思ったものだ。 エッセイを読むとしとやかな女性のようであるが、毒針のようなもので相手が気づかぬうちに倒してしまう刺客のような語り口がところどころにあり、それでも少女のようでもあり、なかなか魅力的だ。

「ナルニア国物語」は昔読んだはずなのだが・・・来春公開の予告編を観て、こういうものこそ映画化すべきだと思うのだった。 ハリポタと同じくニュージーランドでのロケだという。 古い地球が残っている場所は少ないよね。 ライオンが出て来て吼えたの観て、もう特別鑑賞券を買ってしまった。 最近の予告編はだんだん詳しくなってきて白い魔女が登場していた。 ケイト・ブランシェットかウマ・サーマンかあの人しかいないでしょうという女優だった。 ケイトはハリポタに出てるからNGだろうな。 ウマは最近色白じゃないな。 名前がわからないけど、「コンスタンティン」で大天使ガブリエルを演じた女優。 あれははまり役だった。 ディカプリオの「ビーチ」にも楽園の女王として出ていたけれど印象薄かったが、ガブリエルが出てくるシーンで注視してしまうくらい、中性的な役にピッタリと思った。 という訳で読み直している。 一気に読みたいが給料前で先が読めないのだった。

J・T・リロイはなんだか共感を覚える。 私は娼婦の経験はないが・・・。 好きな女優のアーシア・アルジェントが監督主演するので映画を観たのがきっかけで、映画館で原作を買った。 凄まじい世界だ。 めちゃくちゃな母親を演じるアーシアがこれまた魅力的だ。 日本でも吉原には興味がある。 わざわざ調べるほどではないが、何故吉原にたどり着いたかという疑問が湧く。 純粋にSEXが好きならば最高の職場だろうが、仕方なく娼婦になった女性が多いはずだから。 そこで様々な男達を育てたような女性もいるはずだ。 話がそれてしまった。 

本を書くきっかけになったのはウィノナ・ライダーとの出会いだそうだ。 ジョニー・デップか誰だったかな?婚約していた彼と行くはずだったオペラかコンサートのチケットを2枚持っていたら、劇場の前で中をのぞいている少年がいたそうだ。 それがリロイで、彼女はその1枚のチケットをリロイに渡した。 その後ウィノナとの交流から本を書くまでに至ったという。 会った人がウィノナでよかったと思う。 宗教とはなんだと思う。 リロイもリロイの母もガリガリのキリスト教で育っている。 しかも祖父は伝道師。 多くの人に「サラ、いつわりの祈り」を観て欲しい。

お腹がすいてきたのでここまで。

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