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09/21/2005

映画 「亀も空を飛ぶ」

バイトがすんなり終わり岩波ホールへすっ飛んで上映に間に合った。 有楽町は神保町にも近いのでありがたい。 放課後のクラブ活動感覚で名画に出会うことができる。

イラン・イラク戦争、湾岸戦争で荒廃したクルド人の土地(土地と言えるんだろうか?)が舞台。 サダム・フセインの像が倒されるまでの村での寓話的出来事。 地元の少年少女が出演しているのでドキュメンタリータッチで描かれている。
救いようのない暗い悲しみと生き生きとした明るく楽しいエネルギーとが入り交じった映画だ。 

少女アグリンの運命の海の底に沈み浮かび上がれないような瞳と脇役の泣き虫少年シルクーのこぼれるような満面の笑顔が印象的だった。 少年サテライトは大人と対等に生きる子供たちのリーダーだ。 地雷を集めて国連事務所に売りさばく男に売ったり村にパラボラアンテナを建ててニュースを見れるようにしたり大人顔負けの世話焼き。 サバイバル能力というのかな? 生きるための勘かもしれない。 観ていて野良猫のボスを連想した。 どんな状況の中でもそれを当たり前のように受け入れて生きている。 

両腕をなくした少年、片足をなくした少年、盲目の幼児、胸が張り裂けそうになったりもするが、なぜか悲惨ではない。 映画に出演し演技をやってのけることからして彼らの強さを感じる。 演じるということがすでにユーモアだ。 どんな極限状態であれ積極的に生きる術を教えてくれる。 戦争で多くの子供たちが孤児になっているという事実も…。
涙するより拍手したい映画だ。

両腕のない少年ヘンゴウは義手を手に入るそうだし、盲目だった幼児リガーは映画初上映の3、4日前に手術で目が見えるようになったそうだ。 心からうれしいニュースだ。

                                                                                             

携帯から

* 映画のタイトルにそのままの意味はないそうだ。 一応亀も出てくるけれど空は飛ばない。 少女が幼児を背負って歩いている姿からひらめいたそうではあるが・・・。 このBlogにつけているサブタイトルと語呂が似ていたことでいい映画を観ることができた。 雲に浮かんだ気分。

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Comments

亀好きの石倉に早速教えとこう!
しかし「亀も空を飛ぶ」ってすごいタイトル。

このタイトル聞いただけで
たぶん石倉の目が輝くと思う。

Posted by: もとこ | 09/22/2005 at 03:21 PM

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