映画 「ALWAYS 三丁目の夕日」と江ノ島の夕日
「暗くってだめだよ」というM子に無理やり頼んで撮ってもらった沈みかけた夕日。
七里ヶ浜もたぶん昔から名所で本格的にカメラ持参の人が多いしそれ以外にもみんな携帯持ってるから私を含めて即席カメラマンだらけ。 パシャパシャパチパチ賑わっていた。ひとりで見る夕日、ふたりで見る夕日、大勢で見る夕日の心に与える温度なんて考えてました。
翌日、バイト帰りに有楽町で『ALWAYS 三丁目の夕日』を観た。
誰もが懐かしいと感じるだろう映画。 ほのぼの、一家団欒、近所付き合い、助け合い、精神的なことだけでなく建設中の東京タワー、都電、冷蔵庫・テレビの登場、駄菓子屋、集団就職、昭和の家庭の様子や社会事情が再現されているのだ。 みんな夢を持って生きている様子が観る人にも伝わると思う。
昔は桜田通りにも都電が通っていたのだ。 東京タワー横の東京プリンスホテルでピアノを弾いていた母は都電で通っていた。 すっかり忘れていたが蘇ってきて懐かしくうれしかった。
氷屋さんが来て氷を冷蔵庫に入れるシーンがあり、その後に電気冷蔵庫が登場し、その届いた様子を氷屋さんが寂しそうに見つめていたのが印象的だった。 そういえばあの氷屋さんどこかで見たような気がしていたが、今ふとピエール瀧じゃないかしらんと思った。
西岸良平のコミック『三丁目の夕日』が原作。 『鎌倉物語』が好きで全部読みたいなと思っていたらまた読みたいものが増えてしまった。 原作と違うところもあるけれど許せる範囲でした。 セピア色の写真の中にしかなかった記憶を観る人みんなカラーで蘇らせることができ、昭和30年代どこにも存在しなかった人達も心が暖かくなると思う。
こんな映画が丁寧に作られていることがうれしい。 日本の映画界あきらめないで観に行こう!
携帯から
七里ヶ浜 11/4撮影
Comments
わあ!素晴らしい落陽!
空が広いって、いろんなものが見えて
それだけで人間に力をくれる気がします。
実家に居た頃、母と水泳の帰りに車から見た夕日がすばらしかったこと!
思い出しました。
ありがとう。
namiko
Posted by: namiko | 11/27/2005 02:03 PM