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01/20/2006

映画 「グレート・ビギン」

すばらしかった。

冒頭の画面とサンドエフェクトからそれは予感できた。 目を見張る映像で気がつくと口がアーと開いたままになっていた。 

バイトの同僚でもある生徒のM子と観にいったが、彼女の話ではYahooのサイト等の記事ではボロボロにけなしていたそうで帰りに買った「ぴあ」のランキングでも61.6なんて点ついていた。 冗談じゃない! 許せない。 16年がかりの努力の映像、しかも単なるサイエンス映像でなく詩的で音楽的でアート作品なのだ。 

水一滴の意味と美しさ。 我らの身体に流れる血は地球に流れる川・河のごとく、水から生まれたものなのだ。 そしてその流れは身体の中で同じように蛇行していた。 

思慮深げな黒人の老賢者によって語られる言葉は聞き逃せないものだった。(フランス語なので字幕を見逃せないだが・・・) 私にはほとんど詩のようだった。 水瓶の水を操る魔法使いのように宇宙から生まれた生命の誕生をその神秘を案内してゆく。 

「歩き飛びハゼ」だったか?がかわいくて笑ったり、目が丸いせいで案外かわいい顔した蛇が卵を丸呑みしたのは固唾を呑んだ。 唖然とした。 客席からは驚きの声が漏れた。 観なきゃわからない。 あー卵はどうなるのかと思ったところ隣のM子が「あー卵はどうなるんだろ?」とつぶやいていた。 

「ディープ・ブルー」もすばらしかったが同じメンバーが製作したのかなと思うくらい作風が似ていた。 映像と音楽の融合が「ファンタジア」的で波や水しぶき、海辺の生物、花や植物の動きすべてが音を奏でているように描かれている。 あらゆる生命が奏でる交響曲、交響詩なのだ。

お腹の中で動いていた人間の胎児は神秘的だった。 笑ったようにも見えた。 どの生物も胎児はみな似ていた。 

                                                 

* 「ぴあ」の愛読者だけれど、公開したての映画のランキングには反対だ。 動員数が多い映画が名画と言っているわけではないだろうが、点数をつけるのだけはやめて欲しい。 映画等は口コミで人気がでるものではあるけれど、あの映画に90点や100点をつける人間だってたくさんいると思う。 あの低い点数をみただけで観にいかない人は多いはずだ。 私は点数が低い映画を観にいくようにしている。 すごくいい映画に出会える。 稀にはずれもあるけれど・・・(笑)

                                          

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