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08/12/2006

元生徒のmixi日記に書き込みしたのでBlogにも書いておこう

小学生の頃、母がかけていたレコードを聞いて 「このピアノ、きれいね」 って言ったそう。  母の晩年の話ではハンク・ジョーンズだったそう。
母が仲間のジャズメンにそのこと話したら「渋いガキだなぁ」と言われたとか。

昔、NYで半年サブレットやシェアで暮らしてた時、ある夜 「Sweet Basil」 に誰のバンドだったか、わりと大所帯だった、カーティス・フラーがリーダーだったかなぁ?

LIVEや映画や美術館や本屋・レコード屋などの帰りに毎日のように通ってた 「ブラッドリーズ」 に寄った。
ここではいろんなジャズメンがアフターアワーズで現れて普通に会話することができた。
(誰でもすぐに会話できるとは限らないみたいだったけれど、何故か話しかけられたんです)
私はミュージシャンだとは隠して暮らしてたんだけど、ピアニストじゃないかと疑われていました。 何故言わなかったか? これが私ですってものがなかったから。 ちょっとおまえ弾いてみろと言われたらおしまいだなんて思ってました。 それは日本で変だと言われてたせいもあるんだけど、とにかくある意味で日本で一番でないとここNYではだめだと察知していたような気がする。 活動できる場所で演奏すべきだと不法滞在するのはやめて、ヴィザの期限内に帰国したのもそのせい。 ただ歩いて聞いて見て感じての遊学で、半年でちょうどお金も尽きたのでした。 少しだけこっそり日本企業でアルバイトもやったりしました。
アート・ブレイキー(娘のエブリンも)、セシル・テイラー、ビリー・ヒギンズ、シダー・ウォルトンなどはかなり顔見知りだった。 仲良かった人がいてその人がかなりな顔だったのでいっしょにいるとみんなが大事にしてくれた。 ドラマーだと思ってたら日本に帰ってからピアノのハロルド・メルビンだと知った。 ハービー・メイソンだと思ってたのでした。 お恥ずかしい。 今でも詳しくないんです。

私は人と知り合ったからと言ってすぐに連絡先を聞いたりとかしないんです。 仕事などで必要な場合のみ聞きます。 縁があればつながると思ってるのです。 消極的かもしれないけれど、私のスタイルです。 だからNYでも知り合ったBarで楽しく過ごすだけでした。 いっしょのテーブルでタロットカードやってくれてた黒人女性はベーシストだと言ってました。 何年前だったかデビューCDの宣伝をスイングジャーナルで見かけました。  よかったね、おめでとうと心の中で声をかけました。

日本に帰ってから何年かして、あるいきさつがあって私の演奏していたOH-HOにシンガーピアニストのシャーリー・ホーンが同じ週に来日中のジャズメンをぞろぞろ連れて遊びに来てくれたのです。
その中にビリー・ヒギンズとハロルド・メルビンがいて、私がミュージシャンだったとばれたのでした。 彼らは店に入って弾き語っている私を見て 「おまえ やっぱりミュージシャンじゃないか」 といった感じでニヤニヤ指差しながら入って来て、ピアノの側の大きな席 (そこは特等席と言えます) に案内されました。 シャーリーからの贈り物? その時ドラムを叩いていたのは当時彰太さん(小山彰太)の弟子だった木村勝利くん。 現在、Who's Crazy ? に呼ばれていっしょにプレイしています。 大物ビリー・ヒギンズが横にへばりついて聞いているところ、彼はえいっとすべてを捨てて自分であろうと叩いたのです。 それがちゃんと伝わってそのことを誉められて励まされてました。 シャーリーは私に 「He is so cute !」 と言って、なかなか感受性豊かだから彼を大事にしてあげてと言いました。 

カイティス・フラーに戻ります・・・
ブラッドリーズで、その時は誰と話してたか? 忘れたんですが、彼が 「あんた、今日Sweet Basilに来てただろ?」 と言ったのです。 えーっと驚きました。
なんであんなにたくさんの日本人観光客の中から私を覚えてるのか?
しかし、全員一致で私はツーリストには見えないのだと言いました。  

ジャズフェスの期間中はたくさん行ったけれど、一番勉強になったのはこのブラッドリーズでした。 ドラムのシンバルレガートが好きになったのも、グルーブしているが全員が平行線で進んでいるのだというテレパシーのような演奏のあり方、その演奏の中にいるように、楽しみながらも集中して聞いている自分状態を味わえたのも。 目の前で演奏してたんですから。 レッスンはLIVEが一番です。 密度の濃い貴重な半年でした。

                                                

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