映画「ワールド・トレード・センター」の謎
映画を観た帰りに立ち止まりながら感想をこのBlogにそのまま送信していたが、なんだか触れられない何かがもやもやとあり今日まで持ち越している。
映画や本の見過ぎだと言われるかもしれないがその「何か」を正直に書く。
私は9・11でタワーが崩壊するのを見た時に、始めに浮かんだのはスカパーで見たドキュメンタリーチャンネルのビルの解体特集だった。 直感的に爆破だと思ったのだ。 地震でも倒れないように設計してあるだろうに、前のテロで下の方が大爆破されても大丈夫だったのに、崩壊するなんてあり得ない気がした。
私はある意味ではニュースを信じていない。 真実が曲げられてきたことは多い。 昔、ピアノバーに現れた新聞記者の友人たちから中東戦争はみんな八百長だと聞かされたこともありニュースに注意深くなったようだ。 ニュースは情報として受け取り自分なりに考えるくせがついている。 TVに映っている顔の表情で判断したりもする。 入ってくるニュースを聞く度になんだか変だなと感じた。 友人の友人がね、という情報を含めて陰謀じゃないかと思うようになった。 それだけTVで見るアメリカの大統領や政治家の顔があまり好きじゃなかった。 好意を持ったのは国務長官くらい。 (でもいつの間にか影が薄くなり顔が変わっていった気がする)
マイケル・ムーアの本や元ワシントン・ポスト記者の本を読むうちに、やっぱりそうなんだと思った。 はっきり陰謀と題名がついている本まで出て、映画「シリアナ」も上映された。 恐ろしいとBlogにも書いた。
最近観た映画 「ユナイテッド93」 はリアルなドキュメンタリー風に作ってあったが、あの映画を見るだけでも事故の日の異常に気付く。 なんと軍がぜんぜん機能しなかったのだ。 そして何故だかあの最中にエアフォースワンが飛立ったりする。 大統領は確かどこかの州の小学校にいたはずなのに。 それでマイケル・ムーアのドキュメンタリー映画「華氏911」 を思い出した。 サウジアラビアの王子だか誰かが乗っていたエアフォースワンだと思った。
上層部になかなか連絡が取れない中、あの日赴任したばかりの管制センターのセンター長が全米の空港閉鎖を決行した。 本人が本人の役で出演していた。
オリバー・ストーン監督は今回の 「ワールド・トレード・センター」 では政治的なことや陰謀的なことにはいっさい触れず 「倒れるはずのないビルが倒れた」 という言葉のみ。 救助隊員や家族がひとつになり希望を捨てずに2人を救出したことだけを描いていた。 救出された人は20人で彼らは18番目と19番目だったそうだ。
事故があった事実は忘れてはならないと思う。 今までの戦争と同じように検証されなければならないのかもしれない。
救いようがない中での真実は男たちの捨身の救助・生き埋めの2人は希望を捨てずに家族の話をしお互いを支えあったということ。
これが陰謀だとわかったらほんとに許せないことだ。
あの事故のように、戦争は人の命を奪い生活を破壊してきたのだ。 これからも9・11について次々に映画や本が発表されると思う。
この映画を観て心のどこかを癒される人は多いと思う。 私にとっては疑問も浮上したけれどあの光景を見て傷ついた人間の1人としてはセラピー効果があった気がする。
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