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12/30/2006

映画 「敬愛なるベートーヴェン」

長い間、年の暮れの行事となっている 「第九」 の演奏会という現象があまり好きでなかったために、子供の頃は親しみを持っていた 「第九」 を聴こうとしなかった。

ベートーヴェンの映画なのでいい機会だから観ようと観賞券を買っていた。 今日は西荻は 「アケタの店」 の深夜の部ライブなので隣の吉祥寺バウスシアターで観ようと思ったら、しまった! 買っていた観賞券はシネシャンテのみの物だった。 バイトは休みだというのに有楽町まで出て観て来た。

涙が出た。 あのメロディーが柔らかく現れた後、満を持したように大コーラスとなる。
浄化作用があるのでは? 年末にふさわしいと思えた。
ベートーヴェンが弟子で写譜師のアンナに語る台詞で、交響曲のあり方について、形式じゃない、第1楽章・第2楽章・第3楽章へと続くことについて始まりも終わりもないというようなのがある。 沈黙・間が大事だと。 魂で感じる。 旋律が死んでまた生まれるというような台詞もあった。 すごく納得がいった。

加藤崇之(G) リーダーでのトリオ 「NEW渦」 から始まってフリーをやり続けている中で共有できているのは、交響曲のよう演奏したいだ・・・たぶん。 彼もそんなことを言っていた気がする。 ソロのやり方もそんなだと思う。

台詞は聞こえない音は書かない、聞こえて来る音を待つという意味にも解釈した。
私に関して言えば演奏中は考えない、頭は空っぽ、頭に鳴り響く前に現象として音が現れる感じがある。(これはインプロでのことですが)

エド・ハリスが演じたやんちゃなベートーヴェンがよかった。 指揮もかなりなものではないかと思った。

有楽町まで出かけた甲斐があった。 年末に観てよかった。

                                                                                                          

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