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01/31/2007

緑をまとった美術館

昨年6月、パリに開館したばかりのプリミティブアートの美術館、シラク大統領が切望してできたという「ケ・ブランリー美術館」

美術館の壁面には熱帯雨林を専門とする植物学者パトリック・ブラン氏によって選び抜かれたというスミレ、アジサイ、アヤメ、エニシダ、ススキなど無数の植物がびっしり植えられているそうだ。 植物が柔らかい苔をクッションとして生え美術館の窓を縁取っている。 この写真を見てパリに飛んで行きたくなった。

「パリをジャングルに変えた緑の男」という見出しの記事によると、ブラウン氏はなぜ人間は水平面に植えるだけで満足できるのか? 植物はそんなに凡庸なものではないと語っているとか。 熱帯雨林の植物のうち多くは岸壁や木の幹に根を張って育つんだからと。

20年前からパリ郊外の自宅を実験台に簡素で低コストなシステムを完成させた。花屋が花瓶の中で植物を支えるのに使っている化繊のフェルト生地に窒素化合物やカリウムなど栄養液を水に含ませる。 水や栄養液はタイマーで管理され水やりの必要がなく底には水を回収する水槽があり溜まった水をリサイクルする。

この建物自体がインスタレーションとなっている。 この美術館が好評でパリでは次々に垂直式庭園が造られているそうだ。
用いられる植物はユキヤナギ、レンギョウ、ヤマブキ、ウツギ、スゲ、シダなど様々だが、不思議なことにツタ系は使用されないのだそう。繁殖力が強くて管理するのが大変らしい。手入れは年2回の刈り込みだけで、約30年は持つというから驚く。メンテナンスが行き届いていて雑草が生える場所なんて見つけられないくらいだそう。

失われゆく熱帯雨林を守るのはもちろんだが、都会のピルにその緑を持ってこれないかと考えて、ビルには蔦を這わせればいいのになずっと思っていた。 でも枯れると汚いかなぁ? とも考えた。 ビルの壁に食い込んで這って建物の強化になるんではないか? 根が張り過ぎてビルが崩壊させるだろうか? などと考えたりしていた。 覆われた建物を想像すると夏涼しく冬は暖かそうだ。 冷暖房の省エネになりそうだし、植物の光合成で都会の空気もきれいになるかもなんて科学的根拠などなしに思い巡らしていた。

観葉植物は常に緑を楽しませてくれるけれど、水やり・植え替えなど手がかかり怠ると枯らせてしまう。 管理してくれるシステムだなんて、すごい発明だなぁ。 東京砂漠もこれで緑化できないかしらん?
一度、こんな建物に住んでみたい。

        緑をまとった美術館 気持ちよさそう!

        緑をまとった美術館
携帯から 写真:クーリエ・ジャポン、27号1月4日、18日合併号より

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Comments

オープンした六本木の新国立美術館に行ってみたいとおもっていたけど、こっちの方が面白そうだ。
エスプリの全くない日本の文化は何処に行くのやらだ。
昨年の興行成績で邦画が洋画をうわまわったらしいが、トップランキングの作品には????これじゃ馬鹿じゃない。

Posted by: shigeo | 01/31/2007 at 03:35 AM

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