コミック エッセイ 「イグアナの嫁」
年末に紹介した細川貂々(てんてん)の 「ツレがうつになりまして」 の第2弾 「イグアナの嫁」。
バイト始め (子供っぽいでしょうが、私としてはあくまでも仕事始めではないわけです) の4日朝、知らぬ間に目覚ましを止めてしまい猫に起こされたのは始業時間30分以上過ぎ、朝礼10分前までに連絡入れなかったなんて初めてというポカをやらかしてしまった。 目覚めた数分前に携帯にバイト先からだろう非通知着信があったが、マナーモードで寝ていたのでバイブがブルッていたのでヤンヤンが起こしに来たのだと思う。 起きたときは胃が腫れて痛かった。 寝てる間にすでにストレス起こしていたのかな。 あわててバイト先に連絡を入れる。 「新年早々やってくれましたね」 と笑われ、「来れますか? 」 顔洗ってすっ飛んで行ったが昼近くだった。 人が少ない日なので頼まれてシフトに入っていたのだ。 帰りはゆっくり友人と映画をと思っていたが残業して穴埋め。
残業したときは必ずと言ってよいくらい三省堂に寄る。 中原昌也の野間文芸新人賞受賞作があったので買いたかったが手持ちのお金が足りなかった。 側にいた男性の店員さんに 「今日買わないとなくなるかしら? 」 と聞くと引きだしを調べてもう1冊あると言う。 よけいなのは 「売れない本ですから大丈夫ですよ」 なんてことを言う。 失礼な! 書店員の言うセリフじゃないでしょう。 反省してもらいたい(反省堂)。 悔しいから取置きした。
細川貂々の新刊が2冊出ているのを見つけた。 「ツレうつ」 の第2弾だとある 「イグアナの嫁」 を買って来て今半分くらい読み終えた。 「ツレうつ」 はどうやら人気が出たようで三省堂のベストテンに10位で入っていた。 ベストテンは嫌いだがよかったねと思う。
てんてんさんはものすごく正直だ。 正直は宝だと思う。 ツレ(ダンナさん)との破れ鍋にとじ蓋加減もなかなかいい。 フリーな仕事をして自分でいることはかなり難しい。 理解されない場合はなおさらだ。 どうしても自分のものしか出てこない、これはどうしようもない。 インナーなのだ。 ものすごい孤独感も味わっただろう。 大変だったろうなぁと思うが、ツレさんと支え合い乗り越えて今があるのを人に伝えるということで、それを読んで元気を得る人がたくさんいるだろう。 読んでるみんなも大変だから、幸せや成功への糸口を探している人にはカウンセリングやセミナーに行くより何か伝わるのではないかな。 うつだったツレさんの 「ツレからもひとこと」 がなかなか心に響いてくる。
マイナス思考クイーンだったとてんてんさんは書いているが、確かにグズグズダメダメブツブツ言ってるんだけど素直なんだなぁ。 かわいいの。 いい子振らないで自分をさらけ出してるワガママさんは困るんだけど無邪気でかわいい。
何事も気づくということが第一歩だな。
たまにプチマイナス思考を相棒に指摘されブンむくれたりする私、大変ためになりました。 あはは。
携帯から
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