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04/30/2009

ピュア&カタルシス 「スラムドッグ&ミリオネア」

とにかくエンドロール最後まで観てもらいたい!
私は楽しいのに涙が溢れ止まらなくなった。 楽しくてうれしくてみんなで分かち合いたくなる底抜けの明るさ。
素晴らしい映画だと思った。アカデミー賞取ったからでなく。

ブラジルのストリート・チルドレンを描いた 「シティ・オブ・ゴッド」 を思い出したスピード感。この映画も疾走している。インドにはゆったりしたイメージしかなかったので驚いた。
近代化されたムンバイのビル群とスラムの落差の激しさはそのまま貧富の差なのだ。(ボンベイってムンバイに変わってたんだ?!)

ストーリーはインドの社会で本当に起きているだろう内容で胸が痛む半面、どんなに苛酷な状況でもめげず希望を持ち生き生きとポジティブなスラムの子供たち(悪いことやってますが…)に心揺れ動く。
特に主人公に感情移入し観る者の中にあるだろうあっただろうピュアなものが引き出されるんじゃないかと思った。 私だけではないと思う。
原作 「僕と1ルピーの神様」 を読んでみたくなった。

何年か前に観た実際に戦争を体験したイラクの子供達が出演していた映画 「亀も空を飛ぶ」 と同じく感動したのが子供達のエネルギッシュなたくましさと生きる知恵。 野生動物と言うより都会のビル街に住む野良猫のイメージが重なる。生きるということに対してピュアだ。
そういえば、「亀も空を飛ぶ」 もこの映画と同じく魔術的というかマジックリアリズムな映画だった。

この不景気な時代に夢を与える。 インドではまだカースト制度があるそうで尚更だ。
愛と希望を持つこと、自分を信じてあきらめず頑張ればチャンスは訪れる。
有り得ないようなことが起きる。 愛と希望が神様に届く。

“クイズ&ミリオネア” って番組がほんとにあるそうで、私は知らなかった。
テレビのクイズ番組を見ていて答が全部わかったことが1回だけあった。 番組に出ていたらと興奮した。
宝くじの当選番号を新聞でチェックしたら1等に当たっていたことがある。 よくよく見ると違う宝くじだった。 ちょっとの間両親に当たった当たったと大騒ぎした。

ひとつ思い出したことがある。 何の映画だったか忘れたがインド人が出ていた。 主人公が追われる恋人の身を案じていたようなシーンで、祖母か召使だったかが慌てるな起きることはもう決まっているというようなことを落ち着いて言っていた。 心を乱しても仕方がない。信じて静かに待てということなのだ。
目から鱗だった。 深い~と思った。宗教が根差している。 インド人の神秘的な優雅さの秘密はこれだ! と思ったものだ。
そのイメージからはかけ離れたミュージカルのようなインド映画を敬遠していたのだがちょっと観てみようと思った。
すごくいいなと思った音楽は 「踊るマハラジャ」 の作曲家 A・R・ラフマーン。
映画はなんとインド人しか出てこないが監督はイギリス人のダニー・ボイル。 「トレインスポッティング」 の監督だ!

        ピュア&カタルシス 「スラムドッグ&ミリオネア」

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