映画「キリマンジャロの雪」・「永遠の僕たち」とりあえず
「キリマンジャロの雪」
映画館でチラシをよく見るまでヘミングウェイの? リメイクかと思っていた。
原題: Les neiges du Kilimanjaro
なんで「キリマンジャロの雪」なのか観て謎が解けた。
映画の中で祖父母の結婚30周年パーティで孫たちがたどたどしく歌う曲がPascal Danelの同名のシャンソンだった。職場を解雇されたばかりの祖父。子供たちからアフリカ行きの航空チケットをプレゼントされる。この先事件だなんだおこるんだけど…
両親へのお祝いで子供たちに教えこませて歌わせた曲がその曲、悲しい曲で日本ではありえないなと驚く(笑)
“その場所でおやすみなさい
あの雪がお前を白く覆う
もうすぐ彼は死ぬだろう
雪がこれほどきれいなことはない
そこでゆっくりおやすみなさい
眠りなさい眠りなさい
キリマンジャロの雪が
お前を白く覆う”
「永遠の僕たち」
せつない!
死を扱っているのに軽やかで爽やか、透明な空気感、キレイでいい意味でふわふわしている。主人公の3人 (日本人亡霊の加瀬亮も主人公と言っていいと思う) が死に近いところにいる、というか生と死の間の空間で生きてる感じがふわふわなのか…。
女の子の達観したような穏やかで自由な生き方が心に残る。
最近観たズッシリ凄まじく死を扱った「愛、アムール」とは対照的。どっちがいいの問題じゃなく。
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