映画「家族の波紋」
一昨日の夜にイギリス映画「家族の波紋」を観た。
知らなかったジョアンナ・ホッグ監督。女性なんだな。
日本未公開らしいがマイティ・ソーやアベンジャーズの悪役ロキで好きになったトム・ヒドルストンが出ているので観ることにした。
こないだ観た怖い映画「クリムゾン・ピーク」では話す英語に魅了された。
「家族の波紋」でも期待したがエドワードの英語は違っていた。ロキはどうだったかな。
リアルな、今そこにあるような、その場で事の成り行きを見ているような感覚を味わった。
何故そうなったかの理由の一つは音だと思う。
バックにいっさい音楽が流れない。なんの効果音もない。鳥のさえずり、自転車の音、海や風の音、それが大きな音であれ会話と並行して進む。
会話が聞こえないような海の大きな音がずっと聞いていたいくらい気持ちよかったりするが、ピタッと止まってシーンが変わって我に帰るみたい感覚もあった。
アフリカにボランティアの旅に出るエドワードが母、姉とシリー諸島という島の別荘に滞在する。他に絵画教師(男性)と料理人(女性)が登場するだけ。淡々と会話が進むだけ。
登場人物たちの顔のアップがほとんどないのだが心の動きは伝わってくる。
絵の先生と言うより絵画教師と言ってしまうのは、話すことにいちいち耳を傾けたくなるからだ。絵を描く場面、レッスンしている場面も多く興味深かった。映画も絵画のようなシーンが多かった。
残念ながらタイトル写真のようなトム・ヒドルストンの笑顔を画面では見れなかった。(笑)
いっしょに自転車に乗りたくなる美しい島だ。
この映画を観た翌朝は散歩した。
原題は「Archipelago」、辞書で調べたら諸島、群島。邦題は映画の内容を説明しようとしたのだろうな。
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