2008年2月14日 (木)

「アース/earth」・生きること

1月に映画 「アース」 を観た。

映画 「ディープ・ブルー」 のスタッフが再集結し、地球上の生命の神秘に迫るドキュメンタリー。 (NHKの 「プラネット・アース」 は家にTVがないので残念ながら観ていない)

北極の氷の地を狩りのために歩くホッキョクグマ (シロクマ) のオス。 雪穴から目覚めるシロクマの親子。
熱帯パプアニューギニアの森で繰り広げられるカタハラフウチョウのユーモラスで華麗なる求愛ダンス。 カラハリ砂漠での水を求める象の大移動、砂嵐の中を進む親子。
子育ての地である熱帯の浅瀬から餌 (オキアミ) を求めて南極を目指すザトウクジラの親子。 

繰り返し営まれる動物たちの命の物語をベルリン・フィルハーモニィ管弦楽団のフルオーケストラにのせて映し出す。
公開されてすぐに歌舞伎町で日本語吹き替えと知らずに観てしまい、改めて六本木ヒルズまで行って字幕版で見直したが、圧倒的に字幕版がいい。
日本語版は渡辺謙のナレーションだが、声のトーンが合っていない気がした。 しかもせっかくのベルリンフィルの音楽が小さいのだ。 字幕版では音楽も壮大で地球や動物達と共に主役な気がした。

製作5年、撮影日数のべ4500日、撮影地全世界200か所以上だという。 動物達がまるで目の前にいるかのように映し出される最新の撮影技術に驚く。

さまざまな生命が息づく地球の姿に、改めて地球をとりまく環境について考えさせられる。

美しい自然や動物達を見たい反面、温暖化による氷解でホッキョクグマが溺れ死ぬなどの動物達の受難のニュースを聞いている今、映画を観ることに勇気がいるようになった。
動物達を見て、わぁかわいい、かっこいい、うわぁ残酷と思うだけではすまないからだ。
残酷なシーンは控えてあるが、オオカミがトナカイを、チーターがインパラを、ライオン達がゾウを襲い、鮫がオットセイを仕留めても残酷だと思わなかった。 それより目の前に相当数いるゾウアザラシを仕留められなかったホッキョクグマが力尽きて眠る姿のほうがよっぽど残酷だった。 泳いでも泳いでもあるはずの氷がないなんて… 残酷だ。
彼は雪原を越え生きる為の狩りに足場になる氷がない海を泳ぎ続け、やっと見つけた獲物を疲れているだろう体で最後の力を振り絞り襲いかかる。 仕留めなければ死が待っている。 しかしゾウアザラシは彼と同じくらい体が大きくすごい牙を持っていて抵抗するのだ。 小物を狙わなければならないが一斉に逃げ出す中を選んではいられない。

ニュースを聞いてからホッキョクグマのことを考えただけで涙がでる。 去年の夏の映画「北極のナヌー」 はとうとう観に行く勇気がないまま終わってしまった。

「あんたは一生懸命生きているかい?」 と自分に質問してしまうくらい恥ずかしいが、観てよかったと思う。
ホッキョクグマの母親が縫いぐるみのようにかわいいコグマに授乳する時の幸せそうな顔、華麗な衣装でコミカルな求愛ダンスする鳥達、洪水のあとの草原を 「オッと オッと」 と子供を背負い歩いて行くヒヒの群れ、砂漠の中の小さな水場では普段仲が悪いゾウとライオンが相手を窺いながらも一緒に水を飲み、嵐の中をクジラの親子はヒレで水面を叩いてお互いの位置を知らせ合う、心温まるシーン。

そして美しい四季の花。 吉野の桜の開花のマジック。

「いかに生きる」 という前に 「生きる」 という大事なことがある。
勇気を出して 「いのちの食べ方」 を観に行こう!

        「アース/earth」・生きること
                                   

☆特に好きな動物。
同じ道を2度と通らないというオオヤマネコ、雪の中を優雅に歩いていた。
何故だかオオカミが大好きで、ジャック・ロンドンの 「野性の叫び声」 は何度も読み返した。
アフリカではチーターが一番好きだ。 中学生の頃、「野性のガラヤカ」 という本に夢中だった。 「野性のエルザ」 よりも好きだった。 最近の映画 「ここに幸あり」 のチラシにペットとして飼われているらしきチーターが写っていた。 気になる。公開されたのだろうか?

                                     

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2007年10月24日 (水)

赤ちゃん・雲・映画「パンズ ラビリンス」

10月19日

m子に無事に赤ちゃん誕生。 女の子。 おめでとう!
彼女は今年の6月まで何年になるだろうか、Hotでピアノ弾き語りの生徒だった。
4月のA子に続きまたまたおばあさんになった気分。 友だちみたいに接してはいても、ある時は母親みたいな相談も受けたりもしたのだから。(m子はバイト先の同僚でもあった)

10月23日

夏から秋を飛び越して冬になったように寒くなったが、空を見上げると秋らしい雲模様だ。雲になりたい。

映画「パンズ ラビリンス」の鑑賞券を買っていたのを思い出し恵比寿ガーデンシネマまで観に行って来た。
ギレルモ・デル・トロ監督(メキシコ人)のスペイン映画。 ジャンル分けされるとダークファンタジーなのかな。 スペイン内線を背景にお伽話が展開するのだけれど、まるでダリオ・アルジェント監督のホラー映画のような雰囲気があった。
大人のためのお伽話と言われているようだが、今の子供にはこれくらい見せてもいいのではとも思われた。 どんな魔物よりも戦争でねじ曲がった人間の方が怖いのだ。

「指輪物語」 「ハリーポッター」 「ナルニア国物語」 「エラゴン」 「アーサーとミニモイの不思議な国」 等が上映され、これからも「スターダスト」 「ライラの冒険」 と続々ファンタジー映画がやって来る。
ただの流行だろうか?辛い世の中なのか?現実から逃避が必要なのか?
今、人間には「読み聞かせ」のように「物語」が必要なのかもしれない。みんなが迷宮で主人公と自分自身を重ねて冒険し涙し、自分を発見する。

「パンズ ラビリンス」には特に「指輪物語」などで気になった「善と悪」 「光と闇」という区切りがない。 ハッピーエンドではないが「死」が「終わり」でもない。

最近のどんな恋愛映画より切ない。

                              

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        赤ちゃん・雲・映画「パンズ ラビリンス」

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2007年4月21日 (土)

映画「マリー・アントワネット」

2月に観て書いたのが未送信メールBOXに入ったままだった。 電車が駅に着いたかまだ書くことがあったか?

オシャレでPOP、今風に言えばガーリー。 音楽もいきなりロックだし、男性が観ても楽しめると思う。
センスがいいな。 ポスターのキルスティン・ダンストの表情が最高! 彼女をあんな風に撮るなんて! 女をきれいに撮れる女は信用できる。
なんでキルスティン・ダンストはブスみたいに言われるんだかわからない。
ソフィア・コッポラは 「バージン・スアサイド」でも彼女を起用していた。  ある種の浮遊感と透明感があり不思議な魅力だ。
主人公のどこかに自分を投影するのか?  「ロスト・イン・トランスレーション」のスカーレット・ヨハンソンもソフィア・コッポラを連想した。 あくまでも私の主観だが。

映画「マリー・アントワネット」
                                                                                          

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2007年3月14日 (水)

映画 「ラスト・キング・オブ・スコットランド」

衝撃だった。
事実を元にしたフィクションなのだそうだ。

ウガンダのアミン元大統領を演じたフォレスト・ウィテカーがすごい!  あの優しそうな彼が驚くべき変貌振り。 アカデミー賞主演男優賞を取ったが、納得、大賛成。 始めて出てくるシーンから、スコットランド人医師(もうひとりの主人公である、医者になって初めての赴任先がウガンダ)が感じるだろうハラハラドキドキ。 ストーリーが進むほどに言い様のない恐怖を一緒に体験する感じだ。 何度もゾッとした。
まるで子供のように予想外な心変わり。 疑心暗鬼の字の通りの 「鬼」 へと変貌してゆくアミンの狂気。 悪霊はそれが幼い子供の霊だと凶暴で恐ろしいと 「ポルターガイスト」 の霊能者が言ったセリフを思い出した。 本物のアミン元大統領の映像が最後に出てくるが、その明るく無邪気な笑顔と見え隠れする負の部分の格差はフォレスト・ウィテカーよりもっとすごかった。 もっともっと明るく、もっともっと深い闇。

人類の歴史上に繰り返される虐殺はなぜ起こるのだろうか? なぜ止められないのだろうか? アミンがなぜ狂気へと追い込まれたのだろうか?
独裁者は 「孤独」 だろうと思う。 誰にも諫められずにいれば成長もしないだろうし、我儘になり幼児化していく気がする。
アミンは 「孤独」 と 「不信」 という 「恐怖」 に取り憑かれてしまったのだろう。
若きスコットランド人医師は実在の人物ではなく複数の人間をモデルにで作り上げた人物らしいが、なんだかリアリティがありほんとにいたのではないかと思わされる。
とにかくホラー映画より怖い。 事実が一番恐ろしく、フィクションを軽く超える。

スコットランド人医師はどこかで見たことあるなぁと思ったら、「ナルニア国物語:ライオンと魔女」 でフォーンのタムナスさんなのだった。
先輩医師の金髪の奥さんも見たことあるなぁと思ったら、あの 「Xファイル」 のスカリー捜査官なのだった。

        映画「ラスト・キングマン・オブ・スコットランド」 特別鑑賞券より

                                   

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2007年3月 6日 (火)

映画 「さくらん」

少女コミックはあまり好きじゃない( 顔じゅうチカチカ大きな目がどうも苦手 )のと、時代劇物でバタくさい顔の土屋アンナが主役の花魁(おいらん)だなんて、期待しないで観に行った。 偏見がありそうな時ほど、それを捨てに観に行く。 だめだったら拾って帰るさ。

いやぁ、蜷川実花監督、よかった。 写真も見てみたくなった。
たぶん映画は写真の延長にあるとは思うけれど。 ケバケバしいけれど下品ではない。POPなところがソフィア・コッポラ監督の「 マリー・アントワネット 」を思い出させた。 監督ふたりの生い立ちが似ている。 ふたりとも少女の目線をなくしていない気がした。

始まってすぐにスクリーンを泳いでいた「 金魚 」を見たときにこの映画が○になった。 浴場や濡れ場シーンもあるのだが、写真的で面白かった。 花魁道中でのあり得ないゼブラ柄の帯が許せてしまう。

椎名林檎の音楽もよかった。 斉藤ネコ(vl)の編曲だそうだが作詩作曲は彼女。 椎名林檎の出現で歌謡曲歌手のかわいこちゃん声から個性的な声に目が向けられるようになった気がする。 昔なら「なんじゃ、あの声は 」と言われたかもしれない声と歌い方だ。 もっと大きく言えばアラニス・モリセットの出現が影響している気がする。
あくまでも私の印象だが、あまり日本のポップスを聞かなかった私の印象なのだから目立ってたということだ。 下手だと思う歌手は耳に入っていないし。

映画館で売っていた原作( 安野モヨコ )をのぞくとなかなかよいので買って読んでいる。やっぱり顔じゅうチカチカ目なのだが、嫌にならずに読める。
ふぅむ、映画は原作のままに再現されているのだ。

原作・監督・脚本・音楽・主役が女性という映画だったのだが、これからは女性の時代だと思わせるくらいなパワー。 主役が土屋アンナは正解だったと思うし、夏木マリの女郎屋の女将が今まで見た彼女の演技で一番よかった。
菅野美穂と木村佳江(?)の花魁は浮世絵に出てきそうにきれいだった。

「 さくらん 」は「 錯乱 」なのか?  桜が「 咲くらむ 」(こんな古語あり?)なのか?

        映画「さくらん」 原作本表紙より

        映画「さくらん」 特別鑑賞券より
                                            

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2007年1月21日 (日)

映画「不都合な真実」を観て下さい!

1週間前に観たドイツ映画 「みえない雲」 で心を揺さぶられたばかりなのに、またしても心に響いた映画がある。

昨日から六本木で上映が始まってバイト帰りに寄ろうかと思っていたが、ふと「ぴあ」をのぞくと有楽町マリオンでも昨日から上映されているのがわかった。しかもどこでも見かけなかった特別観賞券を駅前買うことができたのだ。ラッキー!
「みえない雲」 は原発事故を通して被爆した女子高校生とボーイフレンドとの恋愛の行方が描かれ、原発反対メッセージが込められていた。

「不都合な真実」 はあの前代未聞の不正選挙で敗北した元アメリカ副大統領アル・ゴアのプレゼンテーション、環境問題による地球そして人類の危機を訴えたドキュメンタリー映画だ。スライドを駆使しての世界各地、主に米国内での講演内容そのままに新たに映像が加えられている。アル・ゴアのユーモアある語り口でひとつずつ事実を検証し分かりやすく説明していくゴアの言葉に、バイトで疲れていても眠くならずスクリーンに引き込まれていった。
今一番重要な作品だと思う。

最近観た映画、アフリカはタンザニアの湖に放たれ繁殖した魚ナイルパーチが引き起こした経済的現象・グローバリズムについてのドキュメンタリー「ダーウィンの悪夢」はあまりの悲惨さと問題提起だけで出口が見えず無力感が漂い、逃げたい気持ちからか異常な睡魔に襲われたが、「不都合な真実」はまだ間に合うと目を覚まさせ希望を与えられるのだ。一緒に頑張ろうというポジティブな呼びかけなのだ。人の心にしっかりと伝わるはずだ。
アル・ゴアは大統領選での敗北が打撃だったと語っていた。立ち直るのに時間もかかったようだ。

アル・ゴアの父親は農業や牛の飼育をしていた。姉が肺癌のひどい痛みで死んでしまったことから、その原因となったタバコを生産していたという痛恨の思いからタバコ栽培をやめてしまった。
小さかった息子の一命を取り止めた交通事故で大事なものを失うかもしれない危機に直面し、同じ経験をした人により救われ癒され心に変容があったという。地球を失うかもしれないという危機を感じ講演を再開した。
説明される数字や表で見ると現在すでに自然の摂理を超えてしまった状況なのだ。地球でさえ体験したことのない事態なのだ。地球は悲鳴をあげているに違いない。
地球が自身で浄化するとしたら? 火、風、そして水じゃないか?
人間の私だったらまず身体の汚れをはたいてシャワーを浴びるわけだし、なんて考えながら背筋が寒くなる。

続く

映画「不都合な真実」を観て下さい!

映画「不都合な真実」を観て下さい!

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2006年12月30日 (土)

映画 「敬愛なるベートーヴェン」

長い間、年の暮れの行事となっている 「第九」 の演奏会という現象があまり好きでなかったために、子供の頃は親しみを持っていた 「第九」 を聴こうとしなかった。

ベートーヴェンの映画なのでいい機会だから観ようと観賞券を買っていた。 今日は西荻は 「アケタの店」 の深夜の部ライブなので隣の吉祥寺バウスシアターで観ようと思ったら、しまった! 買っていた観賞券はシネシャンテのみの物だった。 バイトは休みだというのに有楽町まで出て観て来た。

涙が出た。 あのメロディーが柔らかく現れた後、満を持したように大コーラスとなる。
浄化作用があるのでは? 年末にふさわしいと思えた。
ベートーヴェンが弟子で写譜師のアンナに語る台詞で、交響曲のあり方について、形式じゃない、第1楽章・第2楽章・第3楽章へと続くことについて始まりも終わりもないというようなのがある。 沈黙・間が大事だと。 魂で感じる。 旋律が死んでまた生まれるというような台詞もあった。 すごく納得がいった。

加藤崇之(G) リーダーでのトリオ 「NEW渦」 から始まってフリーをやり続けている中で共有できているのは、交響曲のよう演奏したいだ・・・たぶん。 彼もそんなことを言っていた気がする。 ソロのやり方もそんなだと思う。

台詞は聞こえない音は書かない、聞こえて来る音を待つという意味にも解釈した。
私に関して言えば演奏中は考えない、頭は空っぽ、頭に鳴り響く前に現象として音が現れる感じがある。(これはインプロでのことですが)

エド・ハリスが演じたやんちゃなベートーヴェンがよかった。 指揮もかなりなものではないかと思った。

有楽町まで出かけた甲斐があった。 年末に観てよかった。

                                                                                                          

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2006年12月 7日 (木)

映画 「武士の一分」

「映画の日」に、金曜だったせいもありその日に合わせて封切られた2本を観た。

そのうちの1本は山田洋次監督の「武士の一分」。
監督の 「たそがれ清兵衞」 が好きだったので 「隠し剣鬼の爪」 に続く三部作となるこの作品も楽しみにしていた。 寅さんシリーズで庶民の生活や人情をそして日本の風土を美しく描いてきた監督の時代劇は、下級武士の質素でつましい生活と分を描いていると思う。
「一分」 とは 「譲れないもの」 なんだそうだが、「分」 と思い浮かんだので携帯の辞書機能から引いてみた。

  【分・ぶん】 集団の中での能力・地位。 分際。 本来なすべきつとめ。 ある特定の状況。 割り当て。 それくらいの程度。 ある種類に属するもの。
[例] 分割 ・ 分量 ・ 気分 ・ 自分 ・ 性分 ・ 配分 ・ 部分 ・ 兄弟分 ・ 分に安んずる・ 分をわきまえる。

下級武士としてつましく分をわきまえて暮らしている中で、これだけは手放せない誰にも渡せない心の糧を譲れないものというのかもしれない。 プライドとは少し違う気がする。 ささやかな心のサンクチュアリ(聖域)かな? もしそれを奪われたら?

山形県鶴岡庄内藩がモデルだという○○藩の御毒味役のひとりに木村拓哉。予告編ですでに驚いていたのだけど、方言の身につき方がすごいんじゃないかな?  知らないながらもぴったりな気がした。
私は 「~でがんす」 という語尾が 「たそがれ清兵衞」 以来好きだし、気に入って今回覚えたのは 「~ではありましね」 「~ださけ」。

キムタクの武士は素晴らしかった。 元々時代劇やるといいのになとは思っていたけれど、超が付くくらいはまり役だと思う。 姿勢はいいし凛としている。 そしてかなりな剣の使い手。 剣道やってたのは知っていたけれど、やってた人がみんな剣豪とは限らない。 師範役の緒方拳や敵役の歌舞伎役者、板東三津五郎より使い手だと思った。 庭で木刀を振り回す場面などは「おーっ」と声を出しそうになり息を止めて見入ってしまった。
「僕だったら~」 と考え抜いたんじゃないかというくらい能動的でありながら自然な役に成りきり方だと思った。 あの眼力 (めぢから) を伏せていても見えない眼に力があった。 キムタクのアドリブなんでは? と思われるようなジョークみたいな台詞も緊張感を損なうことなく笑いを誘っていた。 やっぱり只者ではないなぁ。

役者がみんなよかった。 特に中間役の役者がすごくよかった。 木村拓哉にはこれからもっともっと時代劇をやって欲しいな。

私の 「一分」 は何だろうか?  あなたの 「一分」 は何ですか?

        映画「武士の一分」

        映画「武士の一分」

        映画「武士の一分」

※公開までのチラシ、もう1枚出回っていたけれど・・・ 文鳥のつがいがかわいい。

                                     

携帯から (12/7up)

                                    

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2006年12月 3日 (日)

映画 「ありがとう」

60才という年齢でゴルフのプロテストに合格した古市孝夫 (フルイチ タカオ)さんの実話を映画化したもの。

冒頭で古市さんが阪神大震災で家や仕事、家族以外のすべてを失ったことがわかる。 古市さんはあの火災被害が大きかった長田区で自宅でカメラ店を経営しながら町の消防団員でもあった。
CGで再現した地震の映像と当日の朝のニュース速報とを絡めてあり 起きたことがリアルに蘇る。 みるみる倒れる高速道路、折れた高速から落ちそうになったバス、崩れていくビル、神戸で起こったという事実への驚きとこれが東京だったらという想像と不安が頭の中に押しよせた。恐ろしい。 一瞬でなにもかもがなぎ倒されたのだ。

火がせまる家を捨て逃げる時に古市さんは家族に何があるかわからないから両手を空けておくように指示していた。 大事な物をあれもこれもと探している暇もないのだ。 みんなリュックを背負っていた。 倒れた家の下敷きになった奥さんを迫り来る火の手から助けようとしその場を離れない旦那さんを、「アンタには子供がおるやろ」 と説得し救い出す。 「助けられない人達へ 「ゴメンなぁ、カンニンやで」 と言いながらひとりでも多くの人を救い出そうと前に前に進む。
路地が込入り道が狭くて消防車が入れず消火が間に合わず大惨事になったことを教訓とし、復興再建の話し合いでも区画整理に反対する人達を住みよい街にしようと説得する。
何もかもすべて失ったのに離れた所にあった駐車場の車のトランクにゴルフバックだけが残っていたのだ。 (みんな車のことなど忘れていた) 古市さんは 「奇蹟や!」 と叫ぶ。 家と共に仕事も失った古市さんはその時にプロゴルファーになろうとひらめいたようだ。 家族に 「おまいらくらいワシが食わしてやるわい」 と言ったものの途方に暮れていたはずなのだ。

それから毎日トレーニングを続け、呆れながらも見守るような家族の協力を得て、20代30代に混じって2千人中50人しか合格しないと言うプロテストに見事合格する。
多くの犠牲者を思うと 「生かされている」 「ありがたい」 と痛感した古市さんは合格して「奇蹟や!」 「ありがとう、ありがとう」と泣く。

「生かされている」と感じたことは私にもある。 ありがたいことなのだと思いながらその「生」 を有効に生きているかと問われると 「はい」 と胸を張って言える自信がない。
「あきらめない」 「前向きに」 ということのお手本のようだ。
去年の映画 「シンデレラマン」 のボクサーもすごかったけれど、日本にもこんなオジサンがいたのかとうれしくなった。 喝をいれられた感じだ。
奥さん役の田中好子もよかったが、古市さん役の赤井英和がヤンチャさを秘めていてとてもよかった。 ほんとの古市さんもあんなオジサンなんだろうか? きっと人気者なんだろうなと思う。

確か初日に観たのだがガラガラだった。 阪神大震災の追悼の意味でも、この映画は日本人に観て欲しい。
印象的だったのは、奥尻島で支援してもらったからと神戸までボランティアに来ていた人がいたことと、古市さんがトレーニング中使用していたのは鉄アレイでなく身近なペットボトル、そして町のみんながトレーニングを応援していたことだ。

                                                    

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2006年11月21日 (火)

映画「トゥモロー・ワールド」

先週の土曜、学校帰りに映画「トゥモロー・ワールド」を観た。 原題は「The Children of Men(人類の子供たち)」

なんだか感動してしまった。  想像していた単なるSFではなかった。  内容は原作とはかなり違うそうだ。  原作を読んだからアイデアが産まれたのだろうが、内容が著しく変わっても「原作」なんだろうか?  原作を読んだ人はどう思うだろうか?
主役のクライヴ・オーエンは「インサイド・マン」あたりからちょっとファンになった。  ジュリアン・ムーアも出演作はほとんど観ていてファンと言ってもいいくらいだ。 白髪長髪丸メガネのヒッピー風ジイサンが出てきて、誰だ誰だ? と思いながら観ていたが声でマイケル・ケインだとわかった。 これがいい感じで似合っていた。

SFというより今にも起こりそうな事で考えさせられる。 一応統制がとれているイギリスが舞台になっている。
人類に子供が生まれなくなって20年近く経ち、滅亡へ向かう荒んだ世界に差す希望の光。  奇蹟の少女が秘密を打ち明けた時、予想できたはずなのに、思わず涙が出そうになった。

「NewsWeek」だったか? 雑誌で北極のシロクマが絶滅の危機にあると読み胸が痛いこの頃。  夏に観た映画 「ホワイト・プラネット」 でも同じだった。 氷が溶けて狩りなど異動するのに今までよりたくさん泳がなければならない。 体力がいる。 体重が減ってきているそうだ。 
日本でも冬眠を前に熊が山から住宅地まで餌を求めて下りて来たニュース、只事じゃない。 夏にアメリカのアニメ映画 「森のゆかいな仲間たち」 だったか?にそんな内容のものがあったが心から笑えなかった。

人間にだって始まっているんだから。 あぁ 地球人はひとつにならなきゃ~

映画のダークな色合いの街は近未来の描写に共通したものだが、ラストには希望の色を感じた。
郊外で隠れて暮らすマイケル・ケインの暮らし振りがよかったなぁ。

少子化問題をかかえる日本のことも大丈夫かなと思ってしまった。 「負け犬の遠吠え」 なんて本も読んだが、ほんとに独身女性が多いのだ。 確かに不倫が多いし、毎日毎日残業に追われて気がつけば会社に尽くし、連れ合いとは巡り会えないままの女性が多い。 しかも、みんなステキなのに、もったいない。
昔は親が無理やり結婚させていたんだろうか? 婚前交渉なんてとんでもない事だったからか? 
とにかく子供ひとりが育つのに両親揃ってたって大変な世の中なのに、女性がひとりで産んで育てられるはずがない。 そろそろ、私の・誰のでなく、みんなで育てよう的なシステムでもできればいいのに。

改めて子供ってありがたいものなのだって思った映画だ。

                                            

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2006年11月 6日 (月)

映画 「 DEATH NOTE the Last name 」

2,3日前、バイト帰りに安く手に入った特別観賞券で映画を観た。
全席指定制なので空いてる席を聞くと、ほとんど満席でスクリーン真ん前の2列と後の端っこしかなかった。  なかなか観に行く時間がないので仕方なく2列目真ん中を選んだ。 
うっそー 信じらんない!!

と、つぶやいてしまった。 いくらなんでもあれはない。  まさかあんなにスクリーンに近いとは!
首を寝かせなければ見えないのだ。 私だけだろうか?
前過ぎないようにと後寄りにしたら案外スクリーンから離れていたりする。  私は目が悪いので少々前でもよく、宇宙物やSFやスベクタル物など迫力゛命″な映画は前の方で観ることにしているが・・・

あんな前に座席を作るというのが信じられない。
どうしても作るならば見やすくなるように座席をリクライニングにするとかしないのか? 映画館によってはスクリーンの前はかなり空いてたり、段差になってて前の人の頭が邪魔にならない映画館も多いこの頃、○○オンの丸○○プ○○ルはスクリーン目の前まで座席がビッシリ。

寝て観るしかないのではないかとひらめき、座席の上にリュックを置いて端っこに座りリュックにもたれかかって枕のようにしてなんとか観た。 でも…カレイになって海の底からスクリーンを見上げてる気分だった。

何を観たかというと「 DEATH NOTE the Last name 」 、原作コミックと結末が違うそうなのだが、私は読んでないからわからない。 予想外に見せて面白かった。  私的にはマツヤマ ケンイチの゛L″が藤原竜也の゛夜神 月(ライト)″を食っててすっかり゛L″ファンになってしまった。 ゛L″シリーズができればいいのに、なんて思った。

藤原竜也は芝居的な台詞まわしなのか、うま過ぎて画面から浮いてしまう気がした。 大学生の役なのに若さを感じない。 なんだか大人っぽ過ぎるのだ。  というか、この人は苦悩する役がうま過ぎるのかもしれない。 いくら頭がすごく良くて切れてもどこかに若さがないと憎たらしく汚れて見える感じ。 ライトの役はピュアでなくてはと思った。  もちろん前編も観た私は、ライトはピュアなあまりに狂気に…と解釈していた。 

その点、゛L″は若さを感じるのでめちゃくちゃ切れて頭がいいということがアンバランスで際立つ感じだった。 藤原竜也はミスキャストだなと思っただけで、いい俳優だなぁとは思う。

レッド・ホット・チリペッパーズ の「ダニー・カルフォニア」がテーマ曲で注目されていた。 曲名はわからないがラストテーマが気に入った。

                              

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2006年10月10日 (火)

映画「ワールド・トレード・センター」の謎

映画を観た帰りに立ち止まりながら感想をこのBlogにそのまま送信していたが、なんだか触れられない何かがもやもやとあり今日まで持ち越している。
映画や本の見過ぎだと言われるかもしれないがその「何か」を正直に書く。

私は9・11でタワーが崩壊するのを見た時に、始めに浮かんだのはスカパーで見たドキュメンタリーチャンネルのビルの解体特集だった。 直感的に爆破だと思ったのだ。 地震でも倒れないように設計してあるだろうに、前のテロで下の方が大爆破されても大丈夫だったのに、崩壊するなんてあり得ない気がした。 

私はある意味ではニュースを信じていない。 真実が曲げられてきたことは多い。 昔、ピアノバーに現れた新聞記者の友人たちから中東戦争はみんな八百長だと聞かされたこともありニュースに注意深くなったようだ。 ニュースは情報として受け取り自分なりに考えるくせがついている。 TVに映っている顔の表情で判断したりもする。 入ってくるニュースを聞く度になんだか変だなと感じた。 友人の友人がね、という情報を含めて陰謀じゃないかと思うようになった。 それだけTVで見るアメリカの大統領や政治家の顔があまり好きじゃなかった。 好意を持ったのは国務長官くらい。 (でもいつの間にか影が薄くなり顔が変わっていった気がする)

マイケル・ムーアの本や元ワシントン・ポスト記者の本を読むうちに、やっぱりそうなんだと思った。 はっきり陰謀と題名がついている本まで出て、映画「シリアナ」も上映された。 恐ろしいとBlogにも書いた。
最近観た映画 「ユナイテッド93」 はリアルなドキュメンタリー風に作ってあったが、あの映画を見るだけでも事故の日の異常に気付く。 なんと軍がぜんぜん機能しなかったのだ。 そして何故だかあの最中にエアフォースワンが飛立ったりする。 大統領は確かどこかの州の小学校にいたはずなのに。 それでマイケル・ムーアのドキュメンタリー映画「華氏911」 を思い出した。 サウジアラビアの王子だか誰かが乗っていたエアフォースワンだと思った。
上層部になかなか連絡が取れない中、あの日赴任したばかりの管制センターのセンター長が全米の空港閉鎖を決行した。 本人が本人の役で出演していた。

オリバー・ストーン監督は今回の 「ワールド・トレード・センター」 では政治的なことや陰謀的なことにはいっさい触れず 「倒れるはずのないビルが倒れた」 という言葉のみ。 救助隊員や家族がひとつになり希望を捨てずに2人を救出したことだけを描いていた。 救出された人は20人で彼らは18番目と19番目だったそうだ。

事故があった事実は忘れてはならないと思う。 今までの戦争と同じように検証されなければならないのかもしれない。
救いようがない中での真実は男たちの捨身の救助・生き埋めの2人は希望を捨てずに家族の話をしお互いを支えあったということ。
これが陰謀だとわかったらほんとに許せないことだ。

あの事故のように、戦争は人の命を奪い生活を破壊してきたのだ。 これからも9・11について次々に映画や本が発表されると思う。
この映画を観て心のどこかを癒される人は多いと思う。 私にとっては疑問も浮上したけれどあの光景を見て傷ついた人間の1人としてはセラピー効果があった気がする。

                                          

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2006年10月 9日 (月)

映画「ワールド・トレード・センター」

先月の11日でパスポートの有効期限が切れた。  5年期限だった。 一度も使うことなく期限が切れた。 

そう交付されたのがあの9・11の前日だったのだ。
1ヶ月後くらいに国際交流基金関係の演奏の仕事でネパールに行くことになっていたが、一夜にして世界はテロの危機といういつ晴れるかわからない雲に包まれてしまった。 同行する予定だった生徒が母親からの反対を理由にキャンセルしたいと言って来た。 他に同行してくれるというフリージャズファンの男性ふたりも旅行社から何の連絡もなくどうなるのだろうかと心配していた。 ツアーに誘った責任上彼らと話し合い私も仕事をキャンセルすることに決めた。

事故が起こった時は確か吉祥寺サムタイムにいた。 自分のバンドでのLIVEを終えた頃だったと思う。 ベースのガッちゃんがメールでの知らせで世界貿易センターに飛行機が突っ込んだと叫んだ。 嘘だろ? そんなぁ 飛行機が飛ぶとこじゃないでしょ? 瞬間的にテロだと思った。 あまりのショックでその後はよく覚えていない。 翌日のバイトの面接もキャンセルしたくらいだ。
NYの友人が無事だろうかと心配したが、自分自身、傷ついたあのタワー、崩れるタワーを見たのはものすごいショックだった。 私は半年だがNYに住んだ経験がありあの2つのタワーが好きだった。 展望台から見下ろした景色は今でも頭の中にある。 迷ってもあのタワーを目指して歩けば安心だった。 愛着のあるあの景色が灰色の空と黒い煙に包まれていた。

映画はタワーから避難する人達を誘導するために危険を覚悟で中に入り崩れた瓦礫で生き埋めになった警官2人と救助に向かった人達と2人の家族がひとつになって支え合った物語。 これは実話だが、物語以上に物語だと思う。

事故をTVで見た敬虔なキリスト教信者で元海兵隊員の会計士は、神の声だとスイッチが入ったようにヘアカットし海兵隊ユニフォームに身を包みひとり進入禁止の瓦礫の中に救助に入って行く。 中ではもうひとりの海兵隊員に出会う。 そしてこの2人が生き埋めの警官2人を探し出す。 誰もがまるで映画みたいだと思うだろう。 

応急措置できる人間がいない中にやはり瓦礫の中に駆けつけていた免許を取り消されたという訳ありの看護師がいた。 もう避難しろと言われた時に、リハビリをしてやっと立ち直ったので今度は自分が役に立つ神がくれたチャンスだと言って居残り看護する。 きっとドラッグ中毒から立ち直ったのだろう。 

他の州から駆けつけた警察官たちやずっと消化にあたる消防士たち。 映画は2時間くらいで救出されるが、実際の生き埋めになった2人・救助にあたった人たち・救助されるのを待った家族たちは何時間もの時間を耐え頑張りとおしたのだ。 怖さもスクリーンの100倍だそうだ。 仕事とはいえこの人たちにも家族がいるのだと思うと、何ともいえない驚きと感謝で感動するとともに頭が下がる。 本人たちが出演していたというし救助された2人も警察官役で出演していたそうだ。 (実は映画「ユナイテッド93」も観たのだが、あの映画にも当時の管制官や軍人が多数出演していたという。 あの映画についてはまだ書けないでいる。)

昔からTVのニュースなどでどんなひどい状況でもあきらめずに救助する姿を見てきた。日本にないというわけではないけれど、外国ではという印象が強かった。 信仰の力かなと考えた。助け合う、支え合う、昔のよきアメリカ人のイメージでもある。 ほんとはそのイメージのままの人達がたくさんいるんではないか? 中には灰が舞うビル街のカフェでゆっくり珈琲を飲む人達もいたそうだが、怪我をした人に手を貸すホームレスもいたそうだ。

ひとつになること。 支え合うこと。 あきらめないこと。
まだ今歩きながら考えている。

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2006年10月 5日 (木)

「オトシモノ」を観終わって

ラストシーン、見事! と言いたい。

ホラー映画のおどろおどろしさに似合わないはずの爽やかさのようなものがあり、めずらしく観た後に気持ちよさが残る。 勇気のいる今までにない終わり方だと思う。 筋において説明的で無理な台詞がないのも私の好みだった。

近年、どんどんエスカレートして変質的・猟奇的ホラーが多くなっている今のホラーの中で、それがストレス解消になるというのか的怖さがあった。

この映画、世の中には何かわからない触れてはならぬものに触れたがための祟りのような解明されない恐怖があるよ、という感じだ。 昔、祖母に 「おいたをすると子取りが来るよ」 などとか言われたことを思い出した。

内容はネタバレになるので書かないけど、友情にホロリ。 いいホラー映画はどこかで愛を描いて来たと思う。

古澤監督を応援して行きたい。

                                         

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2006年10月 4日 (水)

映画 「オトシモノ」

夏に久しぶりに西荻のClop Clopに行った。 住んでいたときはアフターアワーズによく食事に行った。 何回かLIVEに出演したこともある知り合いミュージシャンもよく現れる店だ。  ここのマスターのタカさんも気分いいが、料理が好きなのだ。 オムライス・冷麺・豚シャブサラダが特に好きで、どれを食べるかいつも迷う。 夏はやっぱり冷麺だ。 子育てであまり会えなくなってしまったが、バイクが似合う感じな美人の奥さんキンちゃんが作る冷麺は絶品だった。

店に入ってしばらくして「 じゃぁね、おやすみ 」と帰った男性に見覚えがあった。  なんだか話をしているうちにドラムの古澤さん( 我らの古澤良治郎 )の息子が映画監督やっていると言う。 さっき帰った男性だと言われ、気がつかなかったが誰だったかと思っていたことを話した。 彼が監督やってたなんてその日まで知らなかった。 私が頻繁に通っていた頃、顔は合わせても親しく話したことはなかった。 彼は映画学校へ通っていたのだそうだ。 卒業作品で賞を撮ったようなことを聞いた。

そしてなんとなく買った特別観賞券「 オトシモノ 」のチラシを見ると監督が「 古澤 健 」ではないか。
黒沢清監督「ドッペルゲンガー」の脚本を書いて脚光を浴びたと書いてあった。 私はホラー映画もよく観るがこれは観ていないのでDVDを借りて観てみようと思う。 ジャパニーズホラーは海外で注目されているので頑張って欲しいと思う。
願わくばJボップソングのタイアップなしな映画製作ができるといいのになと思う。 日本の映画はあれでガクンと来ることが多い。 サウンドトラックって大事なのに。
さて、上映時間が来たので・・・また

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2006年10月 1日 (日)

映画 「ANGEL-A」

リュック・ベッソン監督の「ANGEL-A」。 

観たのは何ヶ月も前になる。
この監督のものは好きだからほとんど観るのだけれど、モノクロなパリの美しさと主演女優リー・ラスムッセンのフランス語聞きたさに忙しい中を3回も観てしまった。
同じラテン語系のブラジルポルトガル語が好きだがフランス語に聞き惚れたのは始めてだ。
そしてリー・ラスムッセンが完璧にかっこいい!

ギャングに借金を返さないと48時間後に殺されることになるチンビラのアンドレと空から降ってきた強くたくましくかわいい天使アンジェラのラブストーリー。
パリの街並がこんなに美しい映像はなかなかない。 モノクロの方が光の陰翳がよく出るのかもしれない。 遮がかかったみたいな幻想的でもある、あれがパリの光なんだろうか?  きっと色彩が豊かなはずだ。 そうファッションの街なのだった。

パリ生活10年以上の養父、フランス語を勉強していた母 (母は数学の勉強*のためフランス語原書で読み、その流れで 「悪の華」 に出会い衝撃を受けたのがきっかけで詩人になった) という環境にありながら、フランス語はなんだかウガイをしてるみたいで嫌だなんて言って私は英語にしか興味がなかった。 (中学高校時代にカンツォーネにはまった時にはイタリア語で歌っていたこともあったが)  親に反抗していたせいもあったと思う。 仕方ない事情もあったのだが、もったいなかった、素直にやっておけばよかったと思った。     *数学教授のアシシタントをしていたのだ

あのモノクロのバリの街、セーヌ河、アレクサンドル3世橋を歩いてみたい。
私には昔から自分の片方には翼がはえた男の子がいるというイメージがあるが、リュック・ベッソンのイメージはまさにその反対の出来事、大人のおとぎ話だ。

ANGEL-A パンフレットより

061102_190401

 

                                               

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2006年9月30日 (土)

気になる俳優 木村祐一

今年、気になった俳優がいる。 木村祐一。 エンドロールでしっかり確かめた。
芝居系でしっかり舞台を踏んでいる人なのだと思ったら、お笑い系タレントなんだそう。 何年かTVを見ていないので知らなかった。

映画「花よりもなほ」にいつもフンドシ姿でぴょんぴょん跳ねているおバカな役なんだが、時に始めっから真実をつかんでる風だったりする誰にでもできない役で出ていた。 宮沢りえファンだからもあるが、岡田准一を何の映画だったかで始めて見て(家庭で人気のないお父さんが、いきなり格闘技始め岡田准一にしごかれて強くなり信頼を取り戻すみたいな映画だった)、おっ なかなかいいなぁと思ったので観に行ったのだ。

映画「ゆれる」の予告編、法廷の場面で憎たらしい感じで尋問する検事役で出ているのを見つけた。 主役のオダギリ・ジョーは一時の浅野忠信みたいに何にでも出て来るからあまり観る気がしなかったが、香川照之が出ているしなんとなく観ようかなぁと思っていたところが、木村祐一見たさに観てしまった。 存在感あるなぁ。 今、やっと「座頭市」を演じられる俳優が現れた気がする。

ところで、木村祐一は料理の本も書いている。 コンビニで売っていた。 サンクスだったかで彼がプロデュースしたおにぎりを売っていて、ソーセージやマヨネーズを使ってあるのを食べてみた。 予想以上においしかった。

ちなみに外国で気になるのはキャメロン・ブライト、子役男優。 「記憶の棘」では思わず恋しそうになるくらい、クールな感じがいい。

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2006年7月 2日 (日)

ブラジルが負けたなんて~!! そして映画 「GOAL!」