07/03/2005

サントラ

映画で挿入歌としてスタンダードソングがよく使われるようになったなぁ。 

昔は映画の主題歌や挿入歌からヒット曲が出てそれをいろんなジャズヴォーカリストが歌った。 ジャズメンもいろんな風に演奏した。 有名なスタンダードはほとんどが映画やミュージカルから生まれていた。 

今は映画からヒット曲が出るのって稀な気がする。 『タイタニック』はすごかったけれど・・・スタンダードにはならない。  『バグダッドカフェ』の主題歌『Calling You』のようにいろんなミュージシャンが取り上げた名曲もあるが、他にすぐに思い浮かばない。 

聞いたことある曲が流れることの方が多い。 最近では『バレエ・カンパニー』、あらゆるシーンで『My funny Valentine』がその場に合ったアレンジで流れていた。 『阿修羅城の瞳』では何故かこの曲をスティングが歌っていた。 『モナリザ・スマイル』『夢見るように歌えば』『五線譜のラブレター』などではスタンダードの名曲ばかりが流れている。 

『蝉しぐれ』の予告編を見た。 イメージソングとして若手女性シンガーソングライターの曲が流れていた。 曲やシンガーがどうのこうのではなく、時代劇の主題歌にJ-Popが使用されるのに違和感がある。 台無しになる。 単に合ってないだけだろうか? 

HipHopやラップを使う映画が多い。 時代だなと思う。 私は嫌いじゃない。 映画によっては音楽がうるさ過ぎて邪魔な場合もあるが・・・

最近、疑問に思ったのはサーフィン映画のサントラにハードロックがガンガンにかかっていることだ。 波の音を聴きたいのに音楽が鳴りっぱなし。 

『永遠のハバナ』のラストシーンは波の音のみ。 ぶっ飛んでしまう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)